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Artist's commentary
僕の聞き返しに、「それはですね・・・」と妖夢さんは
少し、思案した様に空を見上げ、「きっと・・・、「」さん以外に、布都さんは身寄りも知り合いも居ないのでしょうから。」と妖夢さんはため息をついて言った。布都ちゃんは、千年以上も前の人間だ。それは、今日、布都ちゃんから聞いた。・・・妖夢さんも、布都ちゃんの事情を知っているのだろうか?「以前、布都さんが自分の事を長い眠りから醒めたと言っていた事があるんです。何かの冗談にしても、変な言い回しですよね・・・」と妖夢さんは、言葉を続ける。状況にもよるんじゃないかな?と僕が言うと「ええ、まぁ、そうですが・・・」と妖夢さんは府に落ちなそうな表情をした。「以前、神霊というものが発生して、調査していたって言ってましたよね?」ああ、割と前、布都ちゃんを紹介する前ぐらいに言っていたね。「ええ、それの原因は、麓の寺の地下に、霊廟の様な所がありまして、そこで眠る死者が年月を経て蘇るのを期待して神霊が集まっていたんです。棺は3つありまして、その内2つは亡骸の残骸で、復活に失敗したものだと思いますけど、1つは空っぽで、最近空けた節があって、恐らく蘇りに成功したのでしょう。」と妖夢さんは言った。布都ちゃんが昼時に話した出自の話とどこか似通う話だ。もしかして、残る一つの成功したというが・・・「ええ、布都さんかもって思ってます。ただ、神霊達が復活を期待したのは布都さんではなかった様です。ですから、神霊も早々に退散して、大した事でもなかったんです。もし、神霊が期待する人物が復活していたら、巫女が仕事をする事になっていたかもしれません」大したことなかったけど『異変』が起きるかもしれなかったという事か。「少し、こじ付けの様ですけど、布都さん、世間の事あまり知らないようですし、そういう可能性もあるかと思いまして。でも、もしそうなら、可愛そうですよね・・・。折角蘇ったのに、自分だけしか蘇れなかったなんて・・・」妖夢さんは、少し俯き、「だから、きっと、布都さんは今の世でたよれる人なんて「」さんぐらいしか居ないと思います・・・。」と悲しそうに言った。実際、布都ちゃんはそうなんだろう。・・・でも僕は、それでいいと思っているよ。布都ちゃんと一緒に居て、悪いと思ったことはないものと言うと、妖夢さんは、「そうですか・・・。そうですね・・・。私は・・・私はですね・・・」と妖夢さんは何か言いたそうに口をもごつかせてわっふるわっふる