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Artist's commentary
私の顔に何かついているのか【日刊桐沢一三四九】
長門さんと陸奥さんはまっすぐな人柄の姉と、その姉を意識して育ったからか奥深い性格の妹というところになんだか惹かれてしまいます。わしも長門さんみたいなお姉さんになりたかったんよ。
この世界の片隅には姉妹や兄弟の物語でもありました。仲の良いふたりも疎遠なふたりも、すずさんだけでなく晴美ちゃんも周作さんも哲さんもリンさんも、大切だけど理不尽な姉妹兄弟の関係がすごく丁寧に描かれています。とても自然なので5回目くらいまで、そのことに気づきませんでした。兄弟姉妹がおって人もおらん人も、映画館で「この世界の片隅に」を観るとええですよ。
●冬コミ初日まであと5日、仕事の合間にペーパー(今回もイラスト+4コマでフルカラーじゃ)やポスターの準備を進めています。新刊は「横須賀めぐり」「この世界の片隅に 広島&呉めぐり」「日刊桐沢の漫画まとめ もみじ饅頭編」の3冊です。全部いつも通りのフルカラー32ページです。