
Artist's commentary
てぇてぇを煮詰めて固めたみたいな絵が描きたい
みなさんこんにちは。
趣味で絵が描けるゴリラを目指している者です。
画力は筋力に比例すると信じて幾星霜。
今日も今日とて、広背筋で線を引き大胸筋で色を塗るのです。
はい。
最初の投稿で、筆者の首の皮一枚を斬り剥がし、見事バーチャルライバーの深い深い底しれぬ沼の水端へとお突き落としなさったダメ押しユニットとして紹介した「ド葛本社」さん。
このユニットは、母親役のドーラさん弟役の葛葉さん姉役の本間さん父親役の社さんで構成される4人家族なのですが、一挙手一投足どこを論っても兎に角てぇてぇ。一も二もなく、オールウェイズかわいい。余すところなく、ひたすらに面白い。
どこがどうこうと細かいことを言い立てはじめるとキリがなくなりそう&観りゃわかることをわざわざ口にするのも無粋な感じもするので、限界オタク化する前にやめときますが、このご家族の繰り広げる“わちゃわちゃアットホームコメディ”は、筆者の開かれざる扉を蹴破り、その奥底に仕舞われていた琴線を掻き鳴らしました。
ジャカジャカと。そう。さながらフラメンコギターのように。
きっと手元にカスタネットがあったのなら、二丁持ちでカチカチ小粋なリズムを刻みながら激しくハイヒールを踏み鳴らし、マンション階下の住人の怒号を合いの手に、滝汗を振りまいて一昼夜踊り散らかし、さしもの天照大神も岩戸の陰からひょっこり顔を出していたことでしょう。そして共に叫ぶのです。「オーレっ!!」
何の話でしたっけ?
あ、そうそう。
ド葛本社のお話でした失敬失敬。
ちなみに「てぇてぇ」というのは「尊い」の音感を砕いたインターネットミーム。筆者の解釈が間違っていなければ、「好き」とか「萌え」などではもはや言い表すことの叶わない、思わずフラメンコでも踊り出して天照大神とガッチリ肩を組みオーレっ!と叫びそうになってしまうような感情を表現する言葉です。
それでその「てぇてぇ」を煮詰めて固めたみたいなユニット「ド葛本社」。
どこをどう切り取って、どのような角度からてぇてぇを摂取するかは人それぞれかと存じますが、筆者的には、勝手気ままな仲良しアホアホ姉弟を実際よりずっと小さなお子さまと見立てて、その姉弟と目線を合わせて無邪気に遊びつつ、時には嗜めたり諭したり、優しく見守る父母の構図が最高にてぇてぇのでオススメしたいです。
そんな気持ちを表現したくて描いたのがこちらの一枚。
フラメンコ仲間が集まるといいな〜とウッキウキでTwitterに流してみたところ、あら不思議。大半の方がアンジュさんの隣の方の正体に気を取られ、メインディッシュである「てぇてぇの煮凝り〜季節のペアルックを添えて〜」に目が行かないという痛恨のアクシデントが発生したりなんかもしましたが、それも含めていい思い出です。
ちなみにアンジュさんはじめ、でろーんさん力一さんは、当時よく観るようになっていたライバーさんという基準で描き含めさせていただいております。
ンジュの隣は、ベルさん派?イブくん派?
それでは本日も、ご高覧ありがとうございました。